パントリーとは?設置するメリットとデメリット、間取りのポイント
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さて、今日のお話は、「パントリー」についてです。
パントリーは注文住宅、リノベーションで設置するべきか、どこに設置するべきか、迷う場所の一つではないでしょうか。キッチンは意外と収納するモノが多いため、パントリーを設けると食品などの収納に便利です。キッチンまわりにパントリーを設置するメリットやデメリット、間取りなどのポイントや収納のコツを紹介していきます。
▼目次
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・パントリーとは?
・パントリーのメリット
・パントリーのデメリット
・パントリーを設置する場合の間取りのポイントを知りたい方
・まとめ
パントリーとは?
パントリーは食品庫として使われるほか、日常的に使わない食器や家電の収納スペースとしても活用できる場所です。
常温の食品の保管庫
パントリーとは、キッチンやキッチンに隣接した場所に設けられた収納スペースを指します。日本語では食品庫と呼ぶことが多く、主に常温の食品の保管庫として使われるスペースです。米や麺類、乾物や缶詰、インスタント食品、調味料、水や酒類などの収納に使われ、災害時の非常食の置き場所としても便利です。
また、パントリーはキッチンまわりの様々なモノの収納スペースとして使われることもあります。ラップやアルミホイルなどの消耗品や、正月用の重箱やお屠蘇用の酒器など限られた季節に使う食器類、ミキサーやホットプレートなど使用頻度の低いキッチン家電の収納スペースとしても活用されています。
食品のストックが多い人には魅力
パントリーは、特に食品や水・お酒などの飲料をストック大量にストックしておきたい人にとって魅力的なスペースです。まとめ買いをすることで家事の効率アップにつながり、安いときに日持ちがする食品を購入すれば節約もできます。
パントリーを設置するメリット
住まいにパントリーを設けると、多くの食品をストックして、整理整頓して収納できるようになります。また、キッチン家電の収納場所としても活用が可能であり、キッチンをすっきりとした空間にできることもメリットです。
多くの食品のストックが可能
パントリーを設けると、多くの食品をストックできることが大きなメリットです。広い収納スペースがあれば、買いだめをしたときに置き場所に困らないため、缶詰や飲料を箱ごと購入しやすくなります。また、災害に備えて備蓄をしておくこともできます。
食品の整理整頓がしやすい
パントリーを設置して食品のストックを一箇所にまとめることで、整理整頓がしやすくなることもメリットに挙げられます。食品のストックはキッチンの調理台の下や吊戸棚、食器棚の空いているスペースなどにも入れておくこともできますが、管理がしにくいのが難点。パントリーを設けることで、何をストックしているのか一目で把握しやすくなり、非常食の賞味期限のチェックもやりやすくなるなど、管理をしやすくなります。
キッチン家電の収納場所にもなる
ミキサーやホットプレート、たこ焼き器といった日常的に使用しないキッチン家電は、収納に場所をとるため、パントリーがあるとしまいやすくて便利です。また、キッチンに置く家電を必要最小限に抑えることで、インテリアのイメージを壊さずに、生活感のない空間を実現できます。冷蔵庫も隠したい場合にはパントリーに設置するケースもあります。
パントリーを設置するデメリット
パントリーはあると便利なスペースではありますが、必要性があまりなければ、設置すること自体がデメリットになります。
活用できなければ無駄なスペースとなる
パントリーを設置するには一定のスペースが必要であり、設置費用もかかります。そのため、無計画にパントリーをつくっても、活用できなければ無駄なスペースになってしまいます。パントリーを設置する場合には、何を収納するスペースとして活用するか、イメージしておくことが大切です。食品のストックをあまり持たない人や、食器やキッチン家電が少ない人とっては、パントリーを設置する必要性は薄いといえます。
パントリーを設置する際の間取りなどのポイント
キッチンと玄関からの動線に留意
使い勝手の良いパントリーにするには、設置場所や動線が重要です。調理中にパントリーに何度も行くこともあるため、キッチン内やキッチンに隣接した場所に設置するのが基本。
また、買い物で買ったものや通販で届いたものをしまうことを考えると、玄関からの動線も考慮するべきポイントです。ウォークインタイプの場合は出入口を2つ設けて、キッチンと玄関の両方から行き来できるようにすると便利です。
個室型、オープン型、壁面収納型の使い勝手の違い
パントリーは大きく分けて、ウォークインタイプの個室型とオープン型、キッチンの背面に設ける壁面収納型という種類があり、使い勝手には違いがあります。
ウォークインタイプの個室型やオープン型は、キッチンに隣接した場所に設けるのが一般的。ウォークインタイプは収納量が多く、大型のモノもしまいやすいことが特徴です。扉を設置した個室型は生活感を排除できることがメリットですが、食品などをしまうときやとりに行く都度、扉を開け閉めする動作が発生するため、手間に感じる可能性があります。そのため、個室型のパントリーの扉は、ドアよりも引き戸の方が、開けた状態のままにもしやすいため向いています。
一方、扉のないオープン型はキッチンから行き来しやすいことがメリット。ただし、出入口の向きによっては、一部がリビングダイニングから見えてしまいます。整然と収納をしていなければ、生活感が出てしまう点に注意しましょう。
パントリーはキッチンの背面の壁やなどに、壁面収納型として設ける方法もあります。設置スペースを抑えられ、調理中にモノをとりやすいことがメリットです。壁面収納型はリビングダイニングから目につきやすいため、扉をつけた方が生活感を感じさせず、すっきりと見えます。扉のないオープン棚とする場合には、ボックスやバスケットを使い、「見せる収納」とする工夫をしましょう。
適度な広さや奥行にする
ウォークインタイプの個室型やオープン型のパントリーは、1~2畳程度の広さが目安です。通路の幅は60cm程度とすると、無理なく通ることができて空間を有効に使えます。
パントリーの棚の奥行はどのタイプでも、30~45cm程度が適切です。奥行が深過ぎると、奥にあるものを取り出しにくく、浅いと収納力を確保できません。
パントリーの収納のコツ
一般的にパントリーの設置費用は、高い方からウォークインタイプの個室型、オープン型、そして壁面収納型の順になります。ウォークインタイプは小部屋として設けるため、壁の設置費用がかかり、扉を設ける分、個室型の方が高くなります。壁面収納型も扉をつけないオープン棚とすると費用を抑えられます。
個室型やオープン型のパントリーの設置費用は10万円~50万円程度が目安です。壁面収納型は空いているスペースにオープン棚を付けのであれば5万円程度~できますが、扉を設ける場合には20万円以上かかることもあります。
まとめ
パントリーを設けると、食品を大量にストックしやすく、生活感のないキッチンを目指すこともできます。ただし、必要なスペースは住む人によって異なり、限られたスペースを有効に使うには、プランニングにノウハウが必要です。注文住宅をご検討の方、リノベーションでパントリーを設けたい場合は、ニッポーにご相談ください。
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